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XJR1300に集合管を装着 04/21/2001
今回は愛車の一台であるXJR1300に集合管をつけてみた。XJR1300は2000年モデルになって非常に良くなり、試乗して衝動買いして以来、お気に入りの一台となっている。デザインも含めて不満は殆どないのだが、一つ気になっていたのが、排気系(エキゾーストパイプとマフラーのこと)だった。まず、日本は世界一騒音規制が厳しく、パワーダウンとエキゾーストノート(排気音)の悪影響が著しい。ノーマルでは高速にはいると音が全くしなくなり、がっかりである。僕はバイクには楽器みたいなところがあって音も実に重要な要素であると思っている(音と言えば、先日街で見かけた忍者900に付いていた二本出しのマフラーが昔のCB750そっくりの良い音していたなあ)。あとは短めで外に開いたサイレンサーのデザインもちょっと。またコストの関係でノーマルは材料に鉄を使わざると得ないのだが、これがまた重い。その上エキゾーストパイプは二重にしないと熱でメッキが焼けて黒くなってしまうのでこれも重量増の原因となっている。ちなみにノーマルのマフラーは15.5kgもある。

かくしてメーカーに課せられた制約の代表とも言える排気系を高級素材を使って製造コストや騒音規制もあまり気にしないで作ったものに付け替えると、劇的に軽量化し、本来馬力に余裕のあるリッタークラスでは、他の要素には手をつけなくても(普通は排気系を替えるとキャブなど関連部品の交換や調整が必要となる)それだけで馬力がupしてしまうことが多い。ちなみに、今回僕が交換したアールズギア社のワイバンというマフラーは重量が5kg程しかなく、馬力も13ps上昇する。実は僕が買ったのは廉価版で一部がステンレスになっているが、フルチタンにすると総重量が3.8kgしかない。前置きが長くなったが、付け替えてみて実にご機嫌である。まず、同じバイクとは思えないくらい軽い。それでも乾燥重量でゆうに200kg以上あるのだが、まるで小型のバイクに乗っているようである。音色は当然素晴らしく良くなって気分はもう耐久レーサーである。もう6000回転以上の音は芸術的である。パワー感、加速感も申し分なく、XJRの魅力が益々高まった。

今回のマフラーは選びに選らんで決めたのだが、正解だった。特にこのワイバンシリーズはデザインが良く、エキパイの取り回しから集合部分につながるあたりは実に美しい。強いてマイナスな点を挙げると、音とパワーフィーリングが嬉しくてつい飛ばし気味になってしまうのとツアラー的な落ち着きが若干減ったことだろうか。費用は値引きや交換工賃込みで126000円くらい。今年の春はオドメーターの数字が増えそうである。